涙のラーメン屋
厳しい修行中では、唯一メシが楽しみなのですが…🍚
ある期間、とんでもなくメシを不味くつくる人が典座(台所)を預かることとなりました。
さすがに私もほかの者も、休みの日に食料を買い込んで、申し訳ないですがなんとかそれを腹の足しにして凌いでいました😅
かわいそうなのは一番下っ端の1年生。
彼らは休みといえども仕事が残っており、ほとんど外には出れません🔨
日に日に精神的に衰弱していくのがわかったので、本当は下っ端とはツルむことは良くないのですが、見兼ねて休みの日にラーメン屋に連れていきました🍜
好きなだけ食え‼️
そう言うと、ラーメン特大、唐揚げとギョーザ10人前をたった2人であっという間にたいらげました🍜🍥🥢
食事中彼らの顔を覗くと、涙を流して食べているではありませんか‼️🥲
それから後、後輩と会うときには毎回、今でもあの味は忘れないと言ってきます✨
あのときのラーメンはお釈迦さんがスジャータからもらった乳粥に匹敵するものであったかもしれませんね😊
ちなみに典座の人、どのくらいメシがまずいかというと、
「おまえのメシは飢えた馬でもまたぐぞ🐴」
と上の者に言われたそう。
そこで、
「この人、上手いこというなー…」
とだけ思い、関心したそうです😅
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